2020年7月27日付 繊維ニュース「サンチノマスク」欄に掲載して頂きました。
以下、繊維ニュースより転載。
長谷川商店 マスク軸に製品事業強化 D2C事業拡大を目指す
シルクを中心に天然繊維を扱う長谷川商店はマスクを軸に製品企画・開発事業を強化する。
製品の販売を通じてD2C事業拡大を目指す。
同社はシルクジャージー生地と型紙、作り方説明書入りマスクキットの販売を2月から始めた。
新型コロナウィルス禍でマスクが不足する時期も続々と新しいマスクの供給を続け、5月に累計販売は
2万枚を超えた。千円前後の買いやすい価格設定にこだわり、スピード感を持った製品企画と展開が
奏功した。
長谷川勝社長は「今後マスクはファッションアイテムとして定着する」とみる。
現在、暑い夏の着用に適したマスクを販売中。サラサラした素材感を生かす「サマーシルク3Dマスク」や、
空気があご下に抜ける設計の「シルク息楽 (いきらく) マスク」を主に打ち出す。
D2C事業拡大を見据えた動きも活発だ。3月に開設した本社の直販ショップで顧客の声を拾う。
自社オンラインショップに加えECモールの出品も拡大。会員制交流サイトで画像や説明を載せ訴求力を
高めるといった取り組みも精力的に行う。
製品展開は今年で4年を数える。ストールや靴下といった雑貨からアパレルまでを手掛ける。
D2C以外にもOEM/ODM受注も狙う。主販先のアパレル企業にはノベルティー向けの提案を強化し、
化粧品小売業といった異業種への進出も狙う。