自社ショールームで消費者の声を聞き企画に生かす
2020年5月22日付 繊維ニュースに掲載して頂きました。
以下、繊維ニュースより転載。
マスク中心に商品企画強化 使用素材の訴求力向上も
シルクを主に天然繊維を扱う長谷川商店は販売が好調なマスクを中心に商品企画を強化する。
同社は2月からマスクの販売を開始。シルクジャージー生地、型紙、作り方説明書をセットした手づくりキットの販売が好調で、その後3Dタイプやファンシーヤーン使用のマスクも展開した。
マスク関連商品の販売は直販とネット通販(EC)で累計8,000枚、OEM生産は15,000枚を数える。新型コロナ禍の影響でマスクは必需品として定番化すると考え、夏向けに通気性に優れた商品の開発を急ぐ。
素材開発への相乗効果も期待する。商品企画と販売を迅速に行い、販売データとトレンド分析の検証にも重きを置く。その情報を新しい素材開発に生かす。
長谷川勝社長は商品企画について「コストとスピード感を追求する。差別化素材を使用した商品を買いやすい価格で提供したい」と話す。さらに「糸・生地の認知と普及につながれば」と期待を込める。今後はネックゲイターやスヌードといった首回りの商品開発も強化し商品を拡充する。