2020年1月30日付中日新聞 15面 尾張版に掲載して頂きました。
以下、中日新聞より転載。
衣類や糸 格安で消費者に 一宮のメーカー、来月2日イベント
一宮市浅井町小日比野の天然繊維メーカー「長谷川商店」が来月2日、自社の衣類や糸を格安で販売する
「HASEGAWA SILK MARKET」を同社で開く。本社内の工場も見学できる。
同社は1965年から国内外のアパレルブランドにシルクや綿などの糸を供給。製品化にも乗り出しており、
シルクのストールや靴下などをセレクトショップなどで販売している。直接、消費者に販売する場を設け
たいと考え、今回のイベントを企画した。当日は自社製品を店頭小売価格の4割引きで売るほか、糸の
詰め放題もある。工場見学もあり、糸をより合わせる撚糸の過程や最新型のニットマシンなどを見学できる。
厳しい経営環境下で、同社は自社製品の開発に力を入れており、機械を増強し、デザインを担当する美術
大卒の社員の採用を増やした。長谷川勝社長(76)は「地場産業の生き残りを懸け、ターゲットを消費者に
切り替えている。工場を見られる機会は少ないのでぜひ」と来場を呼び掛けている。