STAFF
シルクや繊維の知識など全く持ち合わせていない私が、海外営業職として入社して間もなく
POLOラルフ=ローレンの担当になりました。
世界有数のブランドの『ものつくり』の迫力を肌で感じながら
彼らのハイレベルな要求に必死で応えようと緊張の毎日でした。
糸のことを何も知らない私でしたが、周囲には頼れる糸のプロフェッショナルが大勢おりました。
当時はとにかく、POLOのディレクターやデザイナーの求めていることを、先代の社長をはじめ、
現場のプロフェッショナル達に一字一句、細かいニュアンスを漏らさないように伝えることに尽力しました。
そして、現場は最高のパフォーマンスと圧倒的なスピード感で応えてくれました。
POLOは、『That’s miracle!』と驚きとともに、喜んでくれました。
(ただ、その後いつも『Ken! Make a miracle, please!』と常套文句のようにプレッシャーを
掛けられ続けましたが…)
それが今でも自分の原点になっております。
営業一人の力では何もできません。
でも、長谷川商店に出来ることはたくさんあります。
無茶振りされるのも、営業として無常の喜び(?)と捉え、コミュニケーターとして、
お客様と長谷川商店の架け橋となる。
社内の人たちの協力を仰いで、長谷川商店として、最高のパフォーマンスを提供する。
そして、それがお客様の満足に繋がる。営業として、とても喜ばしい瞬間です。
今でもたまに、彼らの声が聞こえてきます。
『Hi Ken, help me and I believe in miracles!』