2026.1.20 付 繊維ニュースに掲載していただきました。
以下、転載。
シルクネップで独特な粗野感訴求
デニムやつり編み地を開発
主にシルク製原糸や編み地を製造・販売する長谷川商店は、粗野な表情とカジュアルな要素を持つシルク使いの生地を訴求する。シルクネップ糸の持つ形状を生かし、表面に独特な表情を加える。他産地の企業と協業し、デニムやつり編み地をそろえる。
長谷川商店が手掛ける28番手シルクネップ糸「 シルクノイル 」を使い、粗野な表情やビンテージ感を表現する。表面が単調になりやすいデニムやつり編み地に変化が加わる。アパレルのトレンドを意識して生地の開発を進めるとともに、シルクノイルの販売を増やす意図も込められる。
シルクノイルを緯糸に配し、10番単綿糸を経糸に使い綾織にした「 シルクネップデニム 」は岡山県のデニム製造企業と協業する。デニムの綾目にネップがアクセントとなり、独特な表情を形成する。
つり編み機を持つ和歌山県の編み地製造企業と協業して開発したのが「 プレミア裏毛ランダムループ 」だ。表はシルクノイルを使い、裏は30番単綿糸をつなぎにしてループは10番単綿糸を使う。綿100%裏毛のトレーナーで多く使われる、表30番、裏30番とループが10番使い糸の構造に似ており、重厚な肉感を持ち合わせる。
生地開発に関わる営業部の橋口隼大氏はジーンズソムリエの資格を持つ。橋口氏は「当社は編み地を製造する企業のイメージが強いが、織物の販売も強化したい」と話す。シルクネップデニムの販売を一つの足掛かりに販路を広げる。