2024.3.28付 繊維ニュースに掲載していただきました。
以下、転載。
尾州をけん引する有力企業
長谷川商店
シルク製を軸に糸や編み地を製造・販売する長谷川商店は、シルクをはじめ原料の特徴を最大限に引き出した商材の供給にこだわる。服飾雑貨など製品の販売も強化している。
シルクが持つ、光沢や肌触りの良さに加えて保温性・消臭性・放湿性などの特徴を熟知する。丸洗い可能な機能を付与した糸をはじめ、意匠糸も生産している。編み地はシルク100%ジャージーを中心に引き合いが多く、編み地を起毛してボリュームを持たせた”シルクフリース”も人気を博す。
国内外の展示会出展も数多くこなす。国内向けは年2回東京で開く単独展も含めて既存顧客の掘り起こしや販売先への取り組み強化を狙う。欧米の海外展にも精力的に出展を続け、ハイメゾンを含む主要顧客のフォローや新規開拓も進める。
長谷川商店の従業員は9割以上が地元出身者で構成する。雇用を守りながら、尾州を中心に協力体制を敷きながら一貫生産できる体制を目指す。「尾州でシルクを扱い、シルクの良さを発信する企業」として、さらなる企業価値の向上に取り組む。