2023.9.26付 繊維ニュースに掲載していただきました。
以下、転載。
「KOHARU」(コハル)
シルクならではのしなやかさ
シルク製を中心に糸・編み地を製造販売する長谷川商店は、絹紡糸シリーズの名を冠した製品ブランドを展開している。2016年ごろから販売を続ける「コハル」だ。糸に付けたブランド名を製品に連動し、シルクならではのしなやかなタッチを訴求する。
シルクを中心に原糸や意匠糸に加え、編み地の供給で国内アパレル企業や海外のハイメゾンを顧客に持つ。糸シリーズには和名を含めて原料の特徴を表した名を付けて訴求を図る。同社を代表する糸のコハルで製品展開を進める際に、特徴を生かすためにあえてブランド名をそのままにした。
製品展開の原点となったのは百貨店と協業してシルク製のストールを企画したこと。これを機会に横編み機や「ホールガーメント」(WG)機を導入して製品までの一環生産体制を確立した。その後、アパレル企業や専門店向けに製品のOEMも対応。現在はインナー、セーターやショートパンツなどのアパレル、ブランケット、ネックウォーマーや手袋などの服飾雑貨がそろう。
海外の展示会でもコハルを披露している。その滑らかな肌触りが来場客に好評だと言う。海外市場の製品展開も狙う。