当社は、2022年2月2～4日イタリア・フィレンチェで開催された糸とニット素材 の国際見本市
「PITTI IMMAGINE FILATI」に2年ぶりに出展しました。
新型コロナウィルスの影響で、それまで継続していた出展を2020年から見送り、
その間、バーチャル展示会やオンライン商談、YOUTUBEによる新作発表などを積 極的に行い
新しい海外営業スタイルを構築し対応して参りました。
しかし、世 界のビジネスの現場が徐々にウィズコロナ対応へと進み出し、海外出張への葛藤 を抱える中
現場の空気をいち早くキャッチするため出展を英断しました。
今回の展示会は厳重な管理とこじんまりした会場で、味わったことのない緊張感 で溢れていました。
アメリカ、アジアからの来場がほぼ無い厳しい状況の中、 ヨーロッパ勢大手を含め期待以上の商談が出来たことは大きな収穫でした。
今回、最も反響が大きかった商品は芯入りチューブ系ヤーンで、通常のリリヤー ンの中に別糸を挿入し
「動き」のある糸が注目を集めピックアップされました。
また糸売りや製品売りで確かな実績を積み定番商品になりつつある絹紡加工糸の 「KOHARU」
への高い評価を多く頂きました。従来のシルクの概念を覆した素材だ と改めて実感
そして弊社の得意とするシルク素材のバリエーションと意匠撚糸 においても需要や可能性を大いに感じることができました。
2年振りにイタリアに出張した三島営業統括部長談
「厳しい規制状況の中、来場された各国のバイヤーと実際に会うことが出来
オ ンラインでは味わえない肌で感じるライブ感は健在だった。久しぶりの弊社の出展を
多くのヨーロッパのお客様が喜んで頂けたことも、コロナ禍での出展の大き な成果であった。
この出展を機に、世界的に大きく変動する糸のサプライチェー ンの中で歩みを緩めることなく
短納期、高品質、安定した価格の商品を供給で きる体制を更に強化していきたい。
さらに今回のような未曾有の状況の中で無事 に海外展を終えた経験を弊社のこれからの発展に活かしていきたい。」
