MENU
Japanese English Chinese

NEWS

お知らせ
2023.09.07

中日新聞 掲載

中日新聞 掲載

2023.9.7付 中日新聞に掲載していただきました。

以下、転載。

一宮発 シルク加工技術を世界へ

シルクを主体とする総合繊維メーカー「長谷川商店」が7日から仏パリで開かれる世界最大級のインテリア見本市「メゾン・エ・オブジェ」に初めて出展する。
「インテリア業界のパリコレ」とも称される見本市に、糸ではなく加工商品を、しかもファッションではなくインテリアの分野で出展するのは大きな挑戦。
欧州で新たな販売開拓につなげたい考えだ。

パリのインテリア見本市に初出展
1965年創業の同社は高級質のシルク糸の生産を得意とし、国内外に販売してきた。シルクは不純物が混ざりやすい天然繊維だが、純度を高める独自技術で強い光沢と発色の良さを実現。同社のシルク糸は海外でも高い評価を受け、名だたる高級ファッションブランドでも使われている。高い技術が必要とされるシルクの染色も得意としオーダーメイドにも対応している。

7年ほど前から、高品質のシルク糸を生かした製品開発にも力を入れはじめた。副社長の長谷川新吾さんは「シルク糸の加工は世界でもうちにしかない強み。自社に加工設備があるので作ろうと思えば何でも作れる」と胸を張る。

同社の売り上げに占める加工製品の比率は2割にまで増え、売り上げは好調。地球温暖化の影響でウールやカシミヤの販売期間が短くなっていることが背景の一つにある。保温性と保湿性に優れ、どんな季節にも対応できるシルクの存在感を高めたい考えだ。

今回出展するのは、同社の高品質シルク糸を使ったブランケットやネックウォーマーを扱うブランド「KOHARU(コハル)」と、ボディケアブラシやハンドケア用品を扱う「LULL(ラル)」の二つ。天然素材を重視する30代以上をターゲットにしている。

シルクを起毛させ、保温性を高めた糸を使って編んだネックウォーマー(税込み4,400円)は、わずか22グラムの軽さでしっとりと肌触りが良いのが特徴。ボディケアブラシ(税込み3万800円)はシルクの保湿性に着目して開発した。ヤマザクラやクルミなどの木枠を使い、熊野筆の化粧ブラシなどを販売する「竹宝堂」に依頼して製作。丸みを帯びたデザインや品質にこだわり抜いた。

長谷川商店 販路開拓に期待
年2回開かれるメゾン・エ・オブジェは、世界各地からホテルや百貨店などのバイヤーが駆けつける。世界の舞台を前に、同社の営業統括部長三島健太郎さんは「常に新しいものを求めるバイヤーの反応が楽しみ」と話した。
 

 

アーカイブ

長谷川商店イメージ01
長谷川商店イメージ02
長谷川商店イメージ03
長谷川商店イメージ04
長谷川商店イメージ05
長谷川商店イメージ06
長谷川商店イメージ01
長谷川商店イメージ02
長谷川商店イメージ03
長谷川商店イメージ04
長谷川商店イメージ05
長谷川商店イメージ06
PAGE TOP