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2022.10.14

繊維ニュース 掲載

繊維ニュース 掲載

2022年10月14日付 繊維ニュースに掲載していただきました。

以下、転載。

シルクの特徴明確化 検査機関と連携し根拠示す

糸・編み地製造卸の長谷川商店は、検査機関と連携し、シルクが持つ吸放湿性や消臭性といった特徴を明確化した。「シルクに関する国際認証などは比較的少なく、自分たちで根拠を示すことで販売拡大につなげる」のが狙い。生分解性を含む、各種の検査結果を記載した冊子も新たに作成した。

シルクは、吸放湿性や吸湿発熱性、消臭性、光沢感、生分解性などの特徴があるが、「これまでは顧客に言葉で伝えるだけだった。根拠を示すことが必要」と考え、検査機関と連携。約2年をかけて実施した検査結果などをまとめた冊子を、このほど東京都内で開催した展示会で顧客に配った。

持続可能な天然資源であることを明示するため生分解性に関する検査を行ったが、「試験方法から検査機関と一緒に検討」した。生分解性の検査結果によると、重量減少率は2ヶ月後に6.4%、4ヶ月後に70.5%、6ヶ月後に86.5%となり、「分解が進んだことが分かる」と言う。

吸湿発熱性試験では、シルクの種類(生糸、絹紡糸、絹紬糸)で差はあるものの、7分後に3.2~4.8℃上昇した。消臭性の検査では、アンモニアや酢酸、イソ吉草酸、イネナールなどの成分が96%以上減少することが分かった。そのほか、冊子には吸放湿性試験の結果や光沢などについて記載している。

海外での販売にも活用する。同社は、新型コロナウィルス禍で見合わせていた、イタリア・フィレンツェの糸展示会「ピッティフィラーティー」への出展を今年から復活。前回展(6~7月開催)には冊子が間に合わなかったが、次回展では「英語版の冊子を作成して、商品とともに買い付け担当者らに提案」する。

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